空いた時間で新サイトの製作をちょこちょこと進めております。
とはいえ、先日お伝えしたJA TELINE Vのテンプレートを導入して、モジュール構成とその仕様を確認、徐々に勝てゴーを置き換えているところで、3時間程度しか手を動かしてませんが(^^;
残りの時間はというと、今後どのようなコンテンツを流し込んで行こうかという構想に充てています。
高機能で即サービス構築できるような、海外の便利な有償コンポーネントの紹介、Joomla!の基本構造の紹介といったものをメインで考えています。
最近WordPressとJoomla!をあらためて比較してみたのですが、Joomla!の敷居の高さは何だろうと分析してみると、単純に言うと「とっつき易さ」でした。
WordPressは基本構造がブログであり、徐々に機能追加されてきました。PHPさえ読めれば、どの投稿、固定ページからでも自由にコンテンツが呼び出せるとっつき易さがあります。
参考ブログを見ながら、何となくいじっていれば、出来ちゃう便利さがあります。
方やJoomla!ですが、Joomla! FrameworkとしてPHPの開発ベースが独立するぐらい、基本設計がしっかりしてます。コンテンツ管理、ACL(権限管理)、コンポーネント、モジュール、プラグインという拡張機能の構造設計は、既存の開発者が容易に参入しやすく出来ています。
ただ、その機能の豊富さ、出来ることの多さから、ある程度ユーザーも勉強しないと利用するのが難しいのかなと思います。システム開発者ならともかく、オペレーター、ユーザー層にはちょっと敷居が高いのかもしれません。
高機能なWEBサイトはまだまだフルスクラッチ、もしくはフレームワークを利用した開発が主で、数百万円以上の開発希望になってしまっています。
言い方を替えると、仮にそんなサイトが数百ドルのコンポーネントを導入してローカライズするだけで完成してしまうと、開発会社もビジネスにならないでしょうね。
2年ほど前からかなり規模の大きなサイトの構築、運用をJoomla!で行ってますが、テンプレート(目に見える部分)以外の開発でPHPのソースは殆どいじってません。
コンテンツ、会員制御、権限管理などの主な部分はJoomla!の基本機能+有用なコンポーネントによって全てカバーできてしまっているからです。
コーダーさん、もしかしたらデザイナーさんレベルの人でも、運用設計さえ念頭に置ければ、誰しもが多機能なサイトを作れてしまう世の中が見えてきてます。
実際欧米ではそのようなサイト開発例が当たり前になってきてますしね。
Joomla!は、フルスクラッチでの大規模サイトと、静的コンテンツ中心のコーポレートサイトとの中間、特定機能を利用した、サービスに特化したサイトを作るための材料が多数用意されています。
WordPressをCMSと呼ぶとすると、市場のシェアはWordPressが67%、Joomla!が10数%ぐらいだったかと思います。
見た目の数字では負けてるんですが、Webサイト全体において、LPやコーポレートサイトが圧倒的な割合を占める中で、サービスや機能を重視したサイトってどのくらいあるでしょうか?
会員機能、フロントでのマイページ機能、数百物バナー管理、数千の記事管理、2段階認証、メニュー毎のモジュール配置、アクセス権限管理、テンプレートの切り替え、コミュニティーサイト、ECサイト・・・これら機能を使うサイトの中でのJoomla!の利用率を考えると、(そのような統計を見たことがないのですが)、割とシェアは高いのではないかと思ってます。
ということで、今年は日本でJoomla!をとことん利用するための土台を作ることを目標としています。