NZ地震のボランティアは今は無理だなと思いつつ、

学生時代にやっていたボランティアを思い出しました。

メンタルフレンドというもので、児童相談所、児童相談センターの

紹介で、不登校児のいる家庭や児童相談所を訪問するもの。

平成3年に開始され、私は学部の3年から活動してました。

対象年齢について18歳~30歳という制限があるのですが、

当時聞いた理由を書いておきます。

もともとは家庭訪問は児童相談所、児童相談センターの方が行なう

ものですが、親と同じかそれ以上の年配の方が行っても、子供は相手

してくれないんですね。若い人の方が近い立場で接することができる。

そういう理由で年齢制限をしていると聞きました。

最初は、「あんたらの努力が足りないんじゃない?」とか思って反発して

みたんですが、実際やってみると苦労が分かりました。

なかなか顔を合わせてもらえず、何回か行ってようやく部屋に入れて

もらって、暫くファミコンで遊ぶ日々が続き、時に行ったら本体が壊れてる。

ひやひやしながら直してみると、うっかり直って二人で大喜び。

そんなこんなで1年半くらい通う中で、若気の至りでお母さんに説教して

みたり、今思えば心理学者とは思えない対応をしてたような(^^;

途中で良い塾の先生と出会って、勉強に励むようになり、最終的には

東京の大学に進学して行きました。

他に3人ほど一緒に遊んだりしましたが、人生色々です。

20年前は丁度「登校拒否」から「不登校」へと変わった時代。

不登校児の数が増え、課題視されて行った頃です。

今の世の中、更に核家族が増え、家に篭り易い環境が整えられ、

でもネットの中で案外逞しく成長してたり。

できれば家族という輪を超えた、中を見渡せる人のいる

コミュニケーションの場が増えて行くといいなと思ってます。

10年もすれば、じいちゃんばあちゃんがネットで子育てや

育児について答えるサイトなんかが沢山出来てる気がします。

そういうものも提供できたらいいなと考えてます。