7月29日にWindows10へのアップグレードが開始されました。
色々問題があるようで、Windows Updateの更新履歴を見て、「失敗」という結果が続いている方も多いようです。
とりあえず既存OSのWindows Updateは全て済ませて、アップデート開始可能のお知らせを待つのが無難かなと思います。
私の方はというと、とりあえずマイクロソフトのフォーラムを参考に、Windows Updateを通してアップグレードが完了しました。
Windows7のデスクトップPC、Windows8.1のノートPCの2台で実施してみましたが、いずれもインストール済みだったアプリは問題なく動いています(後述)。
※マイクロソフトサイトからインストール用DVDイメージを取得して、そこからインストールしようとも試みたのですが、プロダクトIDが違うと怒られてしまいました。OSインストール後にSSD、マザーボードの換装をしたため、プロダクトIDが認証されないということのようです。パッケージ版のOSをインストールして、その時使用していたハードディスク、SSDをそのまま使用した状態であれば、DVDイメージからのインストールは問題なく出来るのではないかなと思っています。
スタートメニュー
便利になったのかな?
Windows7までのように、ツリーのようにアプリケーション一覧は表示されますが、この狭い列の中にアルファベット順で表示されるのみです。
Windows8.1のように、横長にずらーっとアイコンが並んで神経衰弱のような気持になるよりはましですが・・・。
あっ、でも気づきました。「0-9」というところをクリック(タップ)すると、頭文字一覧が表示されて、該当するアプリの行にジャンプできます。漢字名のアプリの場合には下のほうに「漢字」という選択肢もあります。
でも、なんか目的のアプリが一発で呼び出せないので、結局はタスクトレイにQuick Launchを復活させ(「Windows quick launch」でぐぐる
と方法は出てきます)、さらにはCLaunchあたりのランチャーでアプリ起動ボタンを登録して使ってます。
もしOSの標準機能だけ使うのであれば、こんな感じで良く使うアプリをピン止めすればいいと思います。
ちなみにスタートメニューのサイズはドラッグで変更可能です。
アップグレード後の変化
<OS>
- 起動が早くなった(Windows7に比べて)。Windows8.1との差は感じませんでした(もともと早いので)。
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仮想デスクトップが使えるようになってDexpot(フリーソフト)を使わなくてよくなった。
Ctrl+[Win]+矢印で仮想デスクトップが切り替えられます。
仮想デスクトップのマウス操作は、タスクトレイの以下のアイコンから可能です。
もしくは[Win]+[Tab]キーでもタスクビュー画面は開きます。
- タスクマネージャーで、スタートアップ項目の有効、無効を切り替えられるようになった。
- ほか、Windows8.1の頃との違いをまだあまり感じませんが、その分移行してもすぐ慣れるのかなと思いました。
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ネットワークドライブ上のOfficeアプリファイル(エクセルなど)を開くのは相変わらず(「接続しています」で)遅かったです。
<アプリ>
- ファイルの関連づけが一部変更されていました。VLC Media Player(フリーソフト)に関連づけられていた動画ファイルが、Windows標準のプレイヤーに関連づけられてました。
- カスペルスキーインターネットセキュリティーを使用していたのですが、スタートメニューに存在せず、新たにインストールしなおしました(ライセンス情報は保持されていたので、再度ユーザ登録などはしないでOKでした)。
- Flipboardが動くようになりました。Windows8.1の頃は、どうやってもFacebookのアカウントとの紐づけができず、使ってなかったのですが、Windows10にしたら問題なく動作するようになりました。この辺はWindows8.1時代に何か不調があったからかもしれません。OS再インストールしようかなと思っていたところなので、ちょうどよかったです。しかもデスクトップ上で動作してくれるようになり、ウィンドウサイズも変更できるので便利です。
- Slack(仕事用チャットアプリ)のデスクトップ版が最初動きませんでした。画面が真っ白になって、「Check for Update」すらネットワークに接続できない状態だったのですが、再インストールしたら動くようになりました。
- Steam(ゲーム)は問題なく動作してます。Witcher3(ゲーム)も動作してます。5分ぐらいしか動かしてないけど。
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Android Studio(開発ツール)で、HAXMが有効にならず、エミュレーターが起動できませんでした。AndroidSDKのextraフォルダにあるインストーラーを再度実行したら問題は解消されました。
"\Android\sdk\extras\intel\Hardware_Accelerated_Execution_Manager\intelhaxm-android.exe"
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TeamViewer9は、ID,パスワード入力では接続して問題なく操作できましたが、「コンピューター&パートナー」の一覧にオンライン表示はされませんでした。
再インストールしたら変わるかもしれません。単に別PC扱いになっていただけでした。「このコンピュータを追加」しなおして解決です。
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<ドライバ>
- グラフィックドライバー(NVidia最新版)が認識されませんでしたが、1度再起動したら問題なく認識されました。
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Windows7,Windows8.1からの移行で特に最新ドライバを入れなおすものはありませんでした。
■以下、私が軽く動作確認したアプリです。それぞれ5分程度の操作ですので、レアな操作をするとどうなるかは不明です。
<オフィス、仕事関連、メジャーなもの>
- Office2013
- Adobe Photoshop CC 2015
- 秀丸エディタ
- Google Chrome
- Firefox
- Internet Explorer 11
- Microsoft Edge(過去案件のWEBサイトの基本動作確認しました。問題なさそうです)
- TeamViewer9(上述のとおり)
- Dropbox(ctrl+PrintScreenとかで、Dropboxへキャプチャ保存もOK)
- Evernote
<開発系>
- NetBeans8
- Android Studio
- WinSCP
- Poderosa
- XAMPP(アップデート後、80番ポートが別のアプリ(Skypeでない)で塞がれたようです。確認中ですが私の環境依存かなと思います。MySQLのプロセスは上がりました)[8/5 追記]IISが更新後動作していたようで、止めて80番ポートの競合は解決しました。
- WinMerge
- PhpStorm 7.1
- SoftEther VPN
<ユーティリティー、ドライバ>
- QTTabbar(タブエクスプローラー。ウィンドウの設定による、Win+Eキーでのタブ追加はできなくなり、新規ウィンドウが開いてます)
- ASUS AI Suite 3
- ASUS Realtek HD オーディオマネージャー
- Bluetoothドライバ(Dynabook KIRA L93のキーボードで確認)
<その他趣味>
- iTunes最新版
- Steam
- VLC Media Player(再生開始がもたつく時あり)
■検証環境
1)Dynabook KIRA L93(Windows8.1から。SSD:512GBへ換装;メモリ8GB)
2)自作ATX(Windows7から。Gigabyte Z97-Pro;Core i7-4790K 4.0GHz;16GB RAM)
以上雑文になってしまいましたがこんな感じでWindows10は案外安定動作してくれています。